お子様に関わる仕事をしていて感じたことは、どのお母さんも本当に頑張っていること。
お母さんが一人で赤ちゃんと向き合う時間が長いことで、
時には、赤ちゃんと自分だけの世界に飲み込まれてしまいそうになることもありますよね。
私はそうでした。
子育てに追われる中で、ふと心が軽くなった言葉、思い出した言葉があったのでその中の一つをご紹介しようと思います。
今回はその中でも、
乳児期によく思い出していた言葉をご紹介します。
「赤ちゃんはあなたの王様」
出産を控えて、初めての育児への不安をこぼした時…
「思い通りにならいことばっかりよ。でも、それは仕方ないの、赤ちゃんはあなたの王様なんだから。」
と、先輩が言われました。
最初に聞いたときは…
ちょ…先輩
なぜ王様!?w
驚きながらも、あまり理解できずにいました。
この言葉の意味を嚙み締めたのは、可愛い我が子が生まれ、本格的に子育てがスタートした時でした。
授乳して、おむつを替えて、沐浴をさせて…
大変だけど充実した日々…
ですが…スケジュールの進み具合と母の疲労度は全て赤ちゃんのご機嫌に左右されます。
今日は天使に見えても、翌日は何をやっても泣き止まない、可愛い我が子が悪魔に見える。
泣き続ける我が子を見て何もしてやれない無力感、心をガンガン削られ、睡眠不足でふらふら。
夜中にひたすら抱っこをして子守唄を歌い続け…そんな時、ふと先輩の言葉が蘇ります。
『赤ちゃんはあなたの王様』
つまり、私は王に使える家臣!!!
そうだ!!
王が眠っていないのに、仕える私が眠れるわけない。
王の崇高なお考えを、私なんぞが理解しようなどおこがましい。
(なんで機嫌が悪いかなんて分かるわけない)
そこから、少し気持ちを切り替えることが出来るようになりました。
「母親だから」…ちゃんとしないと、気持ちを理解してあげないと、寄り添わないと、、、
(全部は)むりむり!!
泣いてる原因を考えて、思いつくお世話をしても泣き止まないのであれば…
良い母モードは一旦お休み…
忠臣モードで嵐が去るのをただ待つだけ。
どうぞ、気が済むまでお泣きください。
私はここで控えていますぞ。
結局、赤ちゃんは泣いてるし、お世話からは逃げられないし(逃げる気もない)、状況はあんまり変わってないけれど、モードを変えるだけで気持ちは変わります。
乳児期は、生活リズムも母の気持ちも赤ちゃんのペースに振り回されます。
一歩ひいて考える意識を持つと、自分のペースを思い出せます。それって大事。
私にとっては、そのきっかけになった言葉です。
「王様なんだから仕方ないよw」
って、ちょっと割り切って考えてみるのも時には良いのでは?
お母さんは頑張っている
乳児期って赤ちゃんが何を求めているのか分からずに困ることがありますよね。
ことばで伝えてくれたどんなに楽か…
授乳の量、おむつ交換の回数、汗をかいてないか…等々
些細な変化をキャッチしようと気を配っているのに…分からない…
そういうことだってあるんです。
お母さんだからって100%を目指さなくていいんです。
すでに頑張ってるんだから、まずは自分を褒めましょう。
困ったら周りに話しましょう。
できれば家族に。難しい時は無理せずに保健士さん等、公的な支援にも頼りましょう。
お母さんを支える制度って意外とたくさんあるんです。
気持ちがいっぱいいっぱいになってしまった時に、気持ち(モード)を切り替えられる言葉や方法があるといいですね。
それでも、困ってしまったら「周りに助けを求めても良い」と思い出してくださいね。
また、お会いしましょう♪
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